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有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】 有馬温泉お勧めスポット 

【有馬温泉月光園便り】 有馬温泉お勧めスポット 〜瑞宝寺公園と太鼓滝〜

 本日は有馬温泉のお勧めスポット、瑞宝寺公園をご紹介いたします。

 瑞宝寺公園は、明治初期に廃寺になった黄檗宗(おうばくしゅう)瑞宝寺の跡地を、神戸市が1951年に公園として整備したものです。紅葉の名所として知られ、秋になると沢山の観光客で賑わいます。

 瑞宝寺の歴史はかなり古く、豊臣秀吉も度々有馬を訪れていたようです。秀吉が「いくら見ても飽きない」と言ったくらい、この瑞宝寺の紅葉を気に入ったという故事が残されております。またこの地の紅葉には「日暮らしの庭」という別称までございます。秀吉が囲碁を指したとされる石の基盤も公園内に残されております。

 旧瑞宝寺公園の山門は、京都の伏見桃山城から移築されたものだそうで、1976年に神戸市によって保存修復され、現状に至ります。
 
 また毎年11月2日・3日には「有馬大茶会」が公園内で開催されております。

 そして公園内の道を横を流れる川のほうに向いますと、太鼓滝がございます。こちらの滝はけっこう隠れスポットです。我々従業員でも知っている者は少ないようです。

 あまり大きくない滝ですが、あまり知られていないせいか、非常に静かで、滝の落ちる音が非常に心地よく、癒しの効果抜群のスポットです。
 また、太鼓滝の横には、先日ご紹介いたしました有馬癒しの森へと続く入り口がございます。

 有馬温泉にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

平成19年6月23日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉癒しの森散策〜筆屋道〜

 有馬温泉癒しの森散策もいよいよ山を降りてまいります。

 魚屋道を六甲山のほうへ少し登りますと、六甲山最高峰へ上がる道と下の方へと下る道とに分岐します。六甲山最高峰へと上がる道はかなり険しく、軽装だったため断念いたしました。

 この下へと下る道は筆屋道と呼ばれ、瑞宝寺公園の方へと続いております。こちらもかなりの山道で、整備はされていて歩きやすいのですが、きつい下り坂となっております。

 こちらをずっと進んで行きますと途中に展望デッキがございます。こちらからの眺めはかなり良く、お勧めです。掲載しております写真は魚屋道から筆屋道への分岐点と筆屋道にございます展望デッキです。この日は天候は快晴だったのですが、わたしの撮影技術が悪いのか、景色の写真は曇ったような写真となってしまい、何度か挑戦したのですが、掲載できるような写真は撮影できませんでした。カメラについてももっと勉強をしないといけないなと思いました。

 有馬温泉癒しの森は、運動不足も解消された上に、森林浴で癒しの効果も期待できます。そしてなにより汗だくになりますので、登山を終えた後の温泉がたまらなく気持ちいいです。ここで出会ったハイカーの方も『温泉を楽しむ為に登山で汗をかいているんです。』とおっしゃっていました。

 有馬温泉にお越しの際はぜひ、有馬温泉癒しの森にも挑戦してみてください。

平成19年6月22日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉癒しの森散策〜魚屋道〜

 炭屋道を登りきると、少し傾斜が緩やかになった道がございます。この辺りは魚屋(トトヤ)道を呼ばれています。

 魚屋道は、江戸時代、有馬温泉に神戸(魚崎)の魚を運ぶために使われた道だそうです。明治時代には、剣道有馬住吉線として整備され、さらに明治7年大阪神戸間に鉄道が開通すると、住吉駅が有馬温泉の最寄り駅となり、徒歩・馬・駕籠による交通が盛んとなりました。有馬温泉のパイプラインとして長く役立っていた道です。

 当時は茶屋もあり、もうすぐ有馬というところでの一服もでき、期待に胸を膨らませていたのでしょうね。

 この道は六甲山の最高峰までも続いており、今もトトヤ道として、多くのハイカーに利用されています。

 写真は有馬温泉癒しの森として整備された休憩所です。

平成19年6月21日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】有馬癒しの森散策〜炭屋道〜

 六甲有馬ロープウェー側より有馬温泉癒しの森に入っていくと一番最初にあたる区域が炭屋道と呼ばれる地域です。

 この炭屋道は、山中の魚屋道へと上がっていく道の為、かなり急な坂となっております。一番辛い区域かもしれません。

 炭屋道は昭和戦前ごろまで、多くの炭焼窯があった場所です。炭の材料となる木材は重い物が多いため、ここで焼いて軽くして運んだそうです。そのため今でも多くの石窯が残っております。炭焼きは良好な森を守るという点からも効果が見直されています。そして木を伐採しては植えるという作業を繰り返したため、株立ちの木が生えております。

 また撮影には失敗しましたが、この辺りにはシチダンカやヤマアジサイ、タムシバなどの植物も植えられ、登山客を楽しませてくれます。ところどころから見える山の景色が我々を癒してくれます。

 有馬にお越しの際にはぜひ、癒しの森もご堪能くださいませ。

 平成19年6月20日 有馬温泉月光園 門口

 

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉癒しの森散策

 日本三大古湯に数えられる有馬温泉ですが、温泉街から少し離れただけで豊かな自然がたくさんございます。

 周辺の山々は、多様な植物や生き物が見られる自然の宝庫となっております。アリマウマのスズクサ・アリマグミなどアリマの名が付く植物やたくさんの綺麗な花を咲かせる植物も非常に多くなっております。

 この豊かな自然により親しんでいただこうと、この辺り一帯を【有馬温泉癒しの森】と名づけ、森の散策や様々な野鳥や草花と出会うことで心安らぎ、癒しの効果を得ることができるように遊歩道や休憩所などの整備を兵庫県が行いました。

 私が歩いた感想ですが、癒しの森というにはかなり辛い道だと思います。魚屋道(ととやみち)と呼ばれる区域まで登ってしまうと後は楽なのですが、かなり急な坂道も多く、本格的な登山道といった感じです。歩かれていた方もみなさん杖を持って、汗だくで歩いておられました。
魚屋道は六甲の最高峰まで続いておりますので、かなり急な場所もございます。

 有馬温泉ロープウェーから瑞宝寺公園までの道で、登山になれた方で2時間くらいの距離なのですが、私のように登山に慣れ親しんでいない者ではもっとかかってしまうでしょう。

 また、瑞宝寺公園からの入り口には今のところ看板もなく、入り口が非常に分かりにくい為、六甲有馬ロープウェーから入られることをお勧めいたします。
 
平成19年6月18日 有馬温泉月光園 門口