有馬温泉 月光園便り
2007.04.28
月光園便り

有馬町は温泉街というだけあって、いくつもの泉源がございます。その中でもちょっと変わった泉源、炭酸泉源をご紹介いたします。
阪急バスの有馬温泉停留所横の坂を上って行くと、赤いポストがございます。その交差点を右に曲がっていくと、極楽泉源がございます。極楽泉源から左手の坂道、通称タンサン坂を上っていくと、キレイに整備された炭酸泉源公園に到着します。
神社のような建物の中央の丸い石からこんこんと冷たい炭酸水が湧出していますが、飲む時は左手の飲料場を使用することになっています。ピリッとした炭酸独特の味がします。
明治8年に内務省司薬場が大阪にできたのを機に検査をして、飲料水としても優れていることがわかるまでは、「鳥類、虫、けだものがこの水を飲めば、たちまち死んでしまう」と言い伝えられ、毒水としてだれも近づかなったようです。
その後、阪神淡路大震災で崩壊するまで、炭酸泉源の井戸の横に小さな茶店があり、砂糖を溶かした炭酸泉を飲ませていました。有馬名物炭酸せんべいと有馬サイダーも、この炭酸泉を利用して作っておりました。
この泉の水を瓶にいれて蓋をするとすぐに蓋が飛んでしまい、まるで鉄砲のようであるということから「鉄砲水」とも呼ばれています。
地獄谷の虫地獄、鳥地獄はこの泉脈の炭酸孔の小規模なものだと考えられています。
泉質:単純二酸化炭素低温泉
温度:18.6℃
平成19年4月28日 有馬温泉 月光園 門口