鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】有馬玩具博物館

有馬温泉の阪急バスターミナルから少し上ったところにあります有馬玩具博物館

 ここはドイツで伝統的に作られている木の玩具から積み木やからくり人形、鉄道模型など、様々な玩具を展示しています。私がその中でも気に入っているのは入り口に展示されている、メッサーシュミットとミゼットという昔の自動車です。

 館内は6階から3階へと降りていくという順番で展示されており、各階にテーマ別に展示品が分かれております。

 6階がドイツで伝統的につくられている木の玩具の展示です。製作方法をビデオやパネルで紹介されていて、とても楽しく飽きません。

 5階はいろいろな積み木や現代の玩具が紹介されています。昔懐かしい積み木や世界の玩具があり、珍しい積み木もございました。たかが積み木、されど積み木ですね。

 4階は世界のからくり人形がところ狭しと展示されています。手の込んだものから可愛らしいものまで、いろいろあって、楽しませてくれます。3階は鉄道と自動車、船といった乗り物の模型です。実際にHOゲージの鉄道模型もあり、大人も子供も楽しめるようになっています。

 また、博物館のスタッフの方が各フロアのおもちゃを実際に紹介してくれています。4階のからくり人形はこの有馬玩具博物館の館長さんも作成しているようです。

 大人も子供も時を忘れて楽しめる有馬玩具博物館。是非一度足を運んでみて下さい。

有馬玩具博物館
 大人¥800−
 子供¥400−
  兵庫県神戸市北区有馬町797番地
  電話:078-903-6971
  http://www.arima-toys.jp
平成19年4月2日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】滝川の上流にある鼓ヶ滝

前任の奥平も一度書いておりましたが、今日は滝川の源流となる鼓ヶ滝についてです。

当月光園よりさらに坂を登っていくと、六甲有馬ロープウェイの【有馬温泉駅】がございます。そこから少し向こうに川におりる階段がありますので、それをどんどん下ると、月光園内を流れる滝川の原点にたどり着きます。そこは写真のように小さな滝となっており、ちょっとした公園にもなっていて、ゆっくりと寛げる空間になっております。

残念ながら道が狭く自動車は六甲有馬ロープウェイの駅までか、手前のます池駐車場に止めるしかありませんが、散策ついでにちょっと寄ってみたり、お昼のお弁当をゆっくりと滝を見ながら。。。なんて過ごし方もいいかもしれませんね。

4月1日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】金泉と商標登録


有馬のお湯と言えば赤湯、金泉が有名ですよね。
ただこの「金泉」という言葉、商標登録がされています。有馬温泉旅館共同組合によって登録されており、組合の許可なく金泉の名称を商品として使うことはできません。「銀泉」ももちろん商標登録されています。

昔からある有名な名称が商標として登録されるケースは全国に広がっていますが、有馬温泉の金泉もその1つです。こういった商標によって、金泉というブランドイメージを保つための措置だと思います。

以前ご紹介した新しいお土産も実は『金泉焼』ではなく、『金ノ泉焼』が本当の名称です。金泉という名が使えないからですね。

写真は当館游月山荘の男性用浴場『鶴の湯』です。

平成19年3月31日 有馬温泉 月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】有馬マニア ~有馬街道を歩く(後編)

今日の月光園便りは有馬温泉から新開地まで、有馬街道の歩き旅の後編です。

箕谷を越えて単調な登り坂をひたすら登っていると、あまり思考力がなくなってきます。歩道があるため危険ということはないのですが、ただひたすらにキツい登りが続きます。

そうしてようやっと峠を越え、楽になったなと思って気楽に歩いていると、どうも周りの景色が予想していたものと違います。おかしいなと思ってコンビニで道を尋ねると、大幅に道を外れて鈴蘭台方面に進んでいたことが判明します。これで軽く30分は時間をロスしてしまいました。もとの有馬街道に戻ったのは午後2時前でした。

そこからまた歩みを進め、小部トンネルという500mほどのトンネルにさしかかります。今回の旅でここが一番の難所だったかもしれません。トレーラーなど大型車が通る度にトンネル内にものすごい風が吹いて、風圧で吹き飛ばされそうになります。トンネル内に歩道はあるのですが例によって幅は狭く、歩くのには全く適していません。わずか500mでも非常に長く感じるトンネルで、トンネルを出た後は「外の世界っていいな」と素直に思える心境になっていました。

そこから先は山の中の曲がりくねった道をひたすらに下って行く道です。やはり歩道は狭くて危険なのですが、もういい加減大型車にも慣れてきたのかそれほど怖さは感じなくなっていました。景色もよく、歩道さえ整っていたらハイキングコースになるかもしれませんね(写真上)。ただ、空気は非常に悪いんですけれども。途中で兵庫区との境の標識を見つけましたが、5時間も経ってもまだ北区にいたということに少しびっくりました。

そこから兵庫区平野町の中、山道をひたすらに下ります。そして疲れきった頃に本当に唐突に、大きな町が眼下に広がっていました。兵庫、新開地、神戸の辺りまで見渡せ、少しの間そこで景色を眺めていました。

そこからは町になっていて、歩道もしっかりしています。途中の祇園町で、有馬街道の碑を見つけました(写真下)。間違いなく有馬温泉から街道を歩いて来たことを実感できて、感慨深いものがありました。その後は本当に普通の町歩きで、商店街の景色にほっとしたり、コンビニに立ち寄ったりしてブラブラと歩いていました。

そして午後4時前、ようやく新開地東の有馬道交差点に到着しました。時間にして7時間弱の歩き旅でした。ようやく歩き終わったという感慨もありましたが、ひたすらに疲れた私はすぐに近くの喫茶店で休憩を取ることに。そこで小1時間ほど時間をつぶしました。

今回有馬街道を歩いてみての感想ですが、あんまり人にオススメできるようなものではないというのが正直なところです。何しろ歩道が狭い箇所が多く、危険を感じることが多かったです。もちろん車で通るだけなら何の問題もないので、有馬街道の歴史を感じる旅には車で行くのが一番かもしれませんね。月光園にお越しいただく際には阪神高速北神戸線など便利なルートもございますので(交通アクセスのページをご覧下さい)、ぜひそちらをご利用下さいませ。

平成19年3月29日(木) 有馬温泉月光園 奥平

【有馬温泉月光園便り】有馬マニア 〜有馬街道を歩く(前編)

先日、有馬街道を丸1日がかりで歩いてきました。今日の月光園便りは本当にマニアックな、有馬街道の歩き旅をお伝えします。

有馬街道という通称はよく耳にしていたのですが、新開地まで続いているとは割と最近まで知りませんでした。神戸まで有馬から歩いて行けるとなると、いつしか一度は歩いてみたいなという思いにとらわれるようになりました。

月光園便り 有馬街道

当日は朝9時すぎに有馬の太閤橋を出発しました。おそらく8時間ぐらいはかかるだろうなと踏んで、早めに出発しました。有馬口駅までは特に問題なく、快適に歩くことができます。

そこから問題だったのは、有馬口駅から唐櫃台駅に至る道です。道には非常に細い歩道しかなく、トラックやトレーラーが通るたびに避けて歩かないといけません。もちろんそんな道を歩いている人は皆無で、この道は完全に車のための道なんだなと思います。ここまで危険な道だと知らずにいたので、こんな無謀な企画を立案した自分自身が信じられないほどです。唐櫃台駅に着いた頃には私はすっかりヘトヘトに。山道で疲れきった私の目には、唐櫃台の町が普段より都会に見えました(写真上)。

そこから先、箕谷あたりまではちゃんとした歩道があり、快適に歩くことができます。途中のレストランで昼食をとったり、スーパーで買い食いをしたりと余裕のある歩き旅でした。このあたりの道から見える景色も良いもので、ゆったりとした気持ちで歩くことができます(写真下)。

普段は電車で通る道ですが、歩くだけで随分と違うものに見えてきます。大池、花山、谷上と、電車で通り過ぎるだけでは見えてこない町の姿があるんだなと実感できます。

ただ、谷上を越えて箕谷あたりから今までの余裕のある道とは違って、登り坂となります。単調な登りが続き、体温は上がる一方で先ほどまでの余裕は一瞬にして無くなります。このあたりに上り坂があると上司に聞いてはいましたが、予想以上の単調さが非常にキツいものに思えてきます。(後編へ続く)

平成19年3月28日(水) 有馬温泉月光園 奥平