鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

六甲山のあじさいの色


あじさいといえば赤と青の花がありますが、関西のあじさいの見所、六甲山のものは青色が多いです。
このあじさいの色ですが、一般的には土のph値によって決まると言われています。
土が酸性なら青い花が、アルカリ性なら赤い色。
理科の実験で使うリトマス試験紙とは反対の色ですよね。
六甲山のあじさいは昔は赤青半々ぐらいだったのが、年々青くなっている、と以前何かの折に聞いたことがあります。
これもやはり酸性雨の影響なのでしょうか。

でもあじさいの花の色、どうも正確には土で決まるのとは違うようですね。
何でも「花の中の色素がアルミニウムと結合した場合に青くなる」ということで、もともと赤い花なのが細胞内にアルミニウムが入ると青くなる、といった仕組みのようです。
ただ、酸性の土だとアルミニウムが水分に溶け出し、それをあじさいが吸収することが多いため、結局は青くなるんだとか。
理論的にはアルカリ性の土で青い花を咲かせたり、といったこともできるようですね。

などとあじさいについて調べていたら、もう一つ興味深いお話が。
どうもあじさいの花に見える部分は花の顎で、本物の花は顎に隠れてしまっているのだとか。
花一つ取ってみても、ほんとに奥が深いですね。
今度あじさいの花を見かけたら、じっくり観察してみようと思ってます。

有馬温泉月光園 奥平

今度は敷地内でホタルが飛び始めました!


ついに月光園の敷地内、滝川沿いでホタルが飛び始めました。
滝川に掛かる月光橋や、写真の川沿いの道からホタルが飛んでいるのをご覧いただけます。

館内でホタルが見れる、という旅館もなかなかないのでは、と思っております。
特にまだホタルを見たことがないという方に見ていただきたいですね。

せっかくですからホタルの写真を皆様にお見せできれば、とチャレンジしてみたんですが、、、
やっぱり難しいですね。
夜、真っ暗な中で小さな虫を撮るというのは本当に難しいです。
いい撮り方はないものでしょうか。
ぜひとも月光園にお越しいただいて見てほしいです。

月光園の敷地内の滝川は先日ご紹介した有馬川の上流にあたります。
川下の方からホタルがさかのぼって来ているようですね。

ただ、雨が降ってしまうとホタルの数は減ってしまいます。
もう少しの間、ホタルが見られるといいのですが。
梅雨の時期とはいえ、もうしばらく晴れていてほしいものです。

有馬温泉月光園 奥平

ついにホタルが飛び始めました! 〜桜の小径〜


つい先日から、有馬川周辺でホタルが飛び始めました。
今日は有馬一番のホタルの見所、桜の小径(こみち)のお話です。

神戸電鉄有馬温泉駅よりすぐ、太閤橋を渡る手前、川沿いの細い道が桜の小径です。
その名の通り、春には川の両側に植わった桜をご覧いただけるのですが、毎年6月にはホタルの見物スポットとなります。
車はもちろん、バイクや自転車も通れないような細い道ですが、ホタルを見るにはぴったりです。
川沿いの道を下る10分ほどの道すがら、いたる所でホタルが飛んでいます。
運が良ければ、フェンスに止まったホタルを間近に見ることもできます。

とても細い道でちょっと場所が分かりにくいですが、有馬にお越しの際はホタル見物はいかがでしょうか。

有馬温泉月光園 奥平

月光園游月山荘のお部屋食料理

月光園游月山荘では、健康レストラン「月の座」での“マクロビオティックビュッフェ”で美容と健康を考えたお料理をお出しいたしております。

内容は、非常に良いものになっておりますので、当館の趣旨をご理解いただいたお客様には非常に満足度が高く、自信を持ってお勧めできます。
ですが、“お部屋食”をご希望のお客様もまだまだ多く、お部屋食でご利用いただけるお部屋を数部屋残しております。

今回は、六月度のお部屋食利用(又は、ご宴会利用)の時のお品書きをご紹介させていただきます。

〜 御献立『蛍月』 〜

“食前酒” 巨峰酒
“先 附” 焼き茄子水晶羹 たたきオクラ 新順菜 雲丹酒蒸し 花穂 美味出し 生姜
“八 寸” 車海老レーズン焼き 茗荷すし 穴子博多 一寸豆みじん子揚げ アスパラ養老巻 「白ずいき、木耳、くこの実」甘酢和え
“吸 物” 瀬戸内鱧くず打ち 梅香豆富 千枚冬瓜 香り柚子
“造 里” 明石鯛 鮪 文銭蛸湯洗い 金魚草 寄り独活 スプラウト 山葵
“焼 肴” 若鮎塩焼き 蓼卸し添え 黒豆おこわ田楽 松葉に酢取り人参
“焜 炉” 神戸牛すき焼き風鍋 丁字麩 笹がき牛蒡 玉葱 三つ葉 結び白滝
“蓋 物” 甘鯛オランダ茶蕎麦蒸し 針白葱、ラレシー 磯部餡掛け 忍び山葵
“酢之物” 焼き鰻 烏賊酢焚き 浜風防 巻法連草 パプリカ揚げ浸し 旨酢掛け
“止 椀” 赤出し汁 滑子茸 小芋 三つ葉 粉山椒
“御 飯”
“香之物” 三種盛り
“果 物” 季節のフルーツ

と、なっております。
お部屋食プランでお申し込みのお客様で「お嫌いなもの」や、「アレルギー」などがございましたらお気軽にお申し付けくださいませ。

又、上記御献立は当日の仕入れにより多少内容が異なることがございますので、予めご了承くださいませ。

【写真上】焼肴・・・若鮎の塩焼き
【写真下】六月御献立の全体写真

   有馬温泉月光園 幸坂
 

お茶のお稽古


月光園では従業員対象に、毎週水曜日に先生をお招きして当館のお茶室にて、お茶のお稽古をしています。旅館としてお客様をおもてなしするにあたり、日本文化を知っておくという事は、大変勉強になります。

はじめのうちは、お茶室に入って、茶菓子、お抹茶を頂くというだけでもひと苦労です。障子の開け方、閉め方、歩き方、挨拶の仕方などなど・・・ひとつひとつの動きをするだけで「先生これでいいんですか?」という状態です。なので、私は始めてしばらくのうちは、お菓子がおいしい程度で通っていました。面白いなと感じるようになったのは、お手前の手順をなんとなく覚えはじめられた頃だったように思います。

知識や作法が身について、割と個人的に楽しんでいる日頃のお稽古ですが、お客様の前でお茶を点てるという機会が年に1度だけあります。それはお正月の3日間、游月山荘のロビーにてお茶席を設置して、ご宿泊のお客様にお出しするものです。日頃の練習の成果をお見せするとあって、皆男性は袴、女性は振袖を着て緊張しながらやっております。お正月にご宿泊の皆様には、是非お茶席を楽しんで頂ければと思います。

有馬温泉月光園 北野