鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

合歓の木(ねむのき)が咲いています。


月光園の敷地内で合歓の木 (ネムノキ)の花が咲いています。
鴻朧館のフロントロビーから花が咲いている様子がご覧いただけます。

糸を集めたような不思議な形をした合歓の木の花は、夕方から夜にかけて暗くなってから花が開くという特徴があります。
その代わり葉っぱは夜になると閉じてしまいます。
漢字名の合歓の木はその閉じた葉っぱの姿を夫婦の様子に例えているんだそうです。

和名は「眠の木」ともいうのですが、やはり葉っぱが閉じた様を眠った様子に例えたところからきているようです。
夜に葉っぱが閉じて花が開く、というところが特徴的な木ですね。

ところで、「ねむの木の子守唄」という子守唄をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
このねむの木が登場する子守唄ですが、この歌、皇后陛下が作詞された歌なんですね。
なんでも高校時代の美智子皇后が作詞され、秋篠宮殿下ご誕生をお祝いして作曲されたんだそうです。

アンパンマンのシリーズの中にも「ねんねんねむのき」という作品があります。
特徴のある木だけに、物語の題材にしやすいのかもしれませんね。
お客様の中にも、フロント係にねむの木の話をして下さった方がいらっしゃいます。

鴻朧館ロビーラウンジ「カフェクロワッサン」からの眺めは特に良く、ねむの木もご覧いただくことができます。
ご宿泊の方でなくてもロビーラウンジはご利用いただけます。
有馬にお越しの折はコーヒーを飲みに、ぜひ一度お立ち寄りください。

平成18年7月15日(土)
有馬温泉月光園 奥平

いけばなについて


月光園の女性従業員のうち数名は、お花の先生の下で客室のお花を定期的に活けています。
いけばなは古くから、仏教の伝来とともに仏前の供花にあるといわれています。
そして、室町時代から文献や資料の中で登場し、安土桃山時代には千利休が茶の湯とともに、茶花を確立しました。
桃山から江戸初期にかけては、池坊専栄が立花として、町人の間に広めていきます。
そして、明治になって西洋の草花が栽培されるようになってきた頃に、小原雲心が盛花という形式のいけばなの道を開きます。

このように華道には、いくつかの流派が存在しますが、私たちは小原流の教えをうけています。
小原流の趣の面白さは、盛花という今までのいけばなの線の動きを主としたスタイルから面的な広がりを強調したスタイルへと、いわば一元的な美しさから二元的な美しさへと移行したところに、特徴があります。
写真のお花は游月山荘の廊下に、先生が活けたものです。私もいつかこのくらい美しく魅せることができるほど、上達したいものです。

月光園へお越し頂いた際には、是非お部屋や廊下のお花もご覧下さいませ。今までと違った空間を、お楽しみ頂けることかと思います。

有馬温泉月光園 福山

夏用のお茶道具を出しました

7月になりましたので、夏用のお茶道具を数点出しました。その中のいくつかで、個人的に好きな品をご紹介します。

上の写真は、硝子平茶碗です。硝子と青い模様が、清涼感がありませんか?夏用茶碗は、暑い季節に熱いお茶を飲みますので、熱さを逃がす為に他の季節のものに比べて、深さが浅いつくりになっています。逆に冬のものは深くなっていて、熱を逃がさない為です。
下の写真は、江戸切子の水差しです。切子とは、硝子の表面に金盤や砥石を用いて様々な模様をカットする技法で、模様は菊や麻の葉などの植物や、格子、篭目(かごめ)といった江戸の生活用品を題材としたものが多いそうです。

どちらも硝子製のものですが、初めて見たとき、お茶の道具で硝子を使ったりするのが意外に思いました。私だけでしょうか?特に江戸切子の水差しは無色ですが、かなり華やかに感じます。大きいので水を入れて持ち運ぶのは割と大変ですが、好きなので使っています。
夏を感じさせるものが増えてきて、夏も間近という感じですね。

有馬温泉月光園 北野

滝川と有馬川、武庫川

月光園の敷地内を流れる川は滝川といいまして、游月山荘はご利用の際は月光橋を渡ってお部屋まで行くことができます。
この月光橋からの眺めが月光園の売りの1つで、春は桜、6月には蛍、秋には紅葉と四季折々の風情をお楽しみいただけます。
月光園にお越しいただいたお客様も、橋の上で写真を撮られる方がたくさんいらっしゃいます。

この滝川は月光園を離れた後に有馬町内を流れ、太閤通りで六甲山を源流とする六甲川と合流して有馬川となります。
2つの川が合流する地点には太閤豊臣秀吉の妻にちなんでねね橋という橋が掛かっており、ねねの像も建てられています。

有馬川はその後、太閤橋を越え、西宮市の方へと流れていきます。
以前この月光園便りでご案内したように、有馬町内では蛍を見ることもできます。
有馬川はその後北へと向かうのですが、道場町生野で大きく南東へと進路を変え、武庫川と合流します。
武庫川はその後、武田尾、宝塚を経て鳴尾浜で海へと注ぐこととなります。

こうして見ると有馬と阪神地区は繋がっているんですね。
山奥のイメージを持っていらっしゃる方の多い有馬温泉ですが、大阪まで1時間、神戸からは30分でお越し頂ける距離です。
ぜひ一度、有馬まで気軽にお越し下さい。

有馬温泉月光園 奥平

苔ブーム到来?!


苔育成キット作成のススメ

〜苔育成キットの作成方法〜
ペットボトルを加工して、炭ボールを入れます。
水をひたひたに入れ、苔を置いて終了。

最近、苔を育て始めました。
自宅駐車場、アスファルトの隙間に生えていた苔です。
上記の苔育成キットで育てていますが、朝一は鮮やかな緑色をして
すごく綺麗です。
昨日、ドライアイスを入れてみました。ドライアイスは水に触れると
煙がでました。その煙が苔にまとわりつきます、二酸化炭素です。
言わずもがな、植物は二酸化炭素を好みます。
今朝の苔は一層鮮やかな緑色をしていました、少し成長も見られました。
大袈裟かもしれませんが、部屋の中にフレッシュな酸素を感じました。
植物を育てると心が和みますが、実はこれ、植物が水分を発散する時にマイナスイオンを発生させている事がひとつの要因になっているそうです。
フレッシュな酸素を提供してくれ、マイナスイオンまで発生させる植物。
そんな植物の中でも、苔はすごく丈夫で育てやすいのでお勧めなのですが、陰湿なイメージを持たれている方が結構多いので、ご注意ください。
苔ブームを巻き起こしましょう。
 
    有馬温泉月光園  木村