鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

滝川に月光園マーク!


昨日、私の元へファックスが参りました。

『12月18日から12月25日まで、滝川で点灯』

こんなファックスを見て、スキップしていかない私ではありません。
実際、昨日ウキウキ滝川に向かいかけました。

「・・・・・。今日、17日ですね。」

向かいかけて、気付きました。
ファックスが届いたのは17日。
点灯するのは、18日から。

そして、本日ジリジリと点灯開始の17時を待ちました。
暇なわけではないと思います。

カメラ片手に、バビュンと游月山荘まで
17時13分に席を立ち、いってまいりました!

「ロウソク、ついてますか?」

「ロウソク?・・あー、あ!アレじゃない?」

游月山荘のロビーにてたずねたところ、ガラスの向こうに、見えました!

「月ですね。」

「月光園のマークですね。」

「撮影してきます。」

喜び勇んで私は月光橋に向かいました・・・が。
暗くなってくると、月光橋は若干寒いです。
みなさま湯上りに湯冷めなさらないようにお気をつけ下さいませね。

月光橋からしっかり見える月マーク。
写真におさめようと背伸びをしてもうまく撮れず、橋においてある椅子に登ってみましたが、やはり背が足りませんでした・・・
そして、椅子の端に立とうとしておちました。

1人でよかった。
目撃されていたら、若干恥ずかしいものです。

何とか一番まともに撮れた物で納得して帰ってまいりましたが、
よくよく考えると、脚立を借りればよかったのですよね。
それでこけると更に恥ずかしいですが。

みなさまもぜひ、ロビーや月光橋から見れますので、御覧になってくださいね。

平成19年12月18日(火)
有馬温泉月光園 岡本

月光園のお茶室


月光園にはお茶室があります。
名前は拈華庵(ねんげあん)といい、鴻朧館の2階にあります。

ちなみに、鴻朧館のフロントは3階です。

姉妹館の游月山荘と館内で繋がっているのですが、
なにぶんにも山の中にあるので、鴻朧館の正面玄関は3階に。客室は5階からという形になっています。
だからといってお茶室やバーのある2階が地下というわけではありませんでした。

今日なぜ突然お茶室の場所を言い出したかといいますと、
月光園では立ち居振る舞いのお稽古のために茶道を習います。
私の第一回目のお茶のお稽古が今日でした。
というわけで、今日はお茶室に初めて入りました。
窓の外に青々とした山が綺麗です。教わったとおりに歩こうとすると足が混乱しましたが。

さて、茶道といえば千利休。
千利休といえば有馬温泉が大好きでいらした太閤秀吉。
太閤秀吉といえば、金の茶室を作ったと言われていますよね。

そのお茶室なのですが、今日始めて知ったことがあります。
畳の山の数って、ご存知ですか?
先生いわく、本間の畳には64あるそうです。
その64という数は、昔の日本の国の数(丹波、備中、肥後など)をあらわしているとのこと。

畳のフチの布を巻いてある部分、お作法上踏んではならないと教わりました。
その理由があるのですが、先生いわく。
『黒の麻を巻いてあり、黒の麻は僧侶の方の衣と同じ。』
なので、正座のまま膝でするように“越す”ことは良くても、足で踏んではいけないそうです。

その畳のフチですが、巻かれた布の端。
片方は畳の目のふくらみの終わりにあり、もう片方はふくらみの真ん中にあります。
これも意味があって、『山と谷』なんだそうです。
なので、片方の布の端がふくらみの真ん中にあるのが正しいそうです。
いかにも山岳国家日本!といった感じですね。

以前、テレビで『日本人には日本が足りない』というコマーシャルがありました。
今日お稽古を受けたことで畳の面白いお話を教わることができました。
当たり前に過ごしている日常の中にまだまだ知らない日本ならではのお話がたくさんあるのでは?
そう思うと、お作法を覚えることも楽しみですが、
日本の昔の人たちが作り上げてきたものに込められた意味を知るのも楽しみです。

平成19年9月12日(水)
有馬温泉月光園 岡本

床の間

床の間(とこのま)とは、日本の住宅の畳の部屋に見られる座敷飾りの一つだそうです。
客間の一角に掛け軸や活けた花を飾る為の空間、ということですが、
私は上座下座の目印になってくれるという点で便利さを感じていました。

月光園のそれぞれのお部屋には床の間に掛け軸と生け花を飾っております。
定期的に生けかえさせていただいているので、今日は今のお花をご紹介します。

南天と小菊はまだ咲いてはおりませんが、
青々とした南天の葉とそろって爽やかですよね。

赤いケイトウ。
私は昔、ケイトウの花から毛糸ができているのだと信じておりました。
今となってはなぜそう思ったのか。
おそらく『ケイトウ』と『毛糸』を聞き間違え、『毛糸の花』だと思ったのでしょう。

あのふわふわとした花が『毛糸の花』という
間違った名前に反しないイメージだったことも理由のひとつかもしれません。
でも、本当に『毛糸の花』だったら、すごく色が限定されてしまいますから、
手芸洋品店には赤や黄色のような明るい色ばかりで、紺などの深い色がなかったことでしょう。
メルヘンチックでかわいいかもしれませんが、目がチカチカしそうです。

定期的に生けかえてそれぞれのお部屋へ飾るこれらのお花たち。
掛け軸共々、和室の雰囲気を彩るものでございます。
月光園をご利用の際にはぜひ、客室や館内様々な場所を彩る姿もお楽しみいただけたらと思います。

平成19年9月8日(土)
有馬温泉月光園 岡本

【有馬温泉月光園便り】神戸の眺望

神戸は六甲山系の山並み、海、港、または北区近隣の田園集落など眺望景観があります。気に入ったところや、穴場のスポットを各個人で知っておられる方もいると思います。陸上からの眺めもそうですが、逆に船上からの神戸の眺めもまたいいものです。
主に、六甲ガーデンテラス神戸空港、六甲有馬ロープウェイからの眺め、須磨や舞子の方まで足を伸ばすと明石海峡大橋と須磨海岸の波の音とのマッチングや、新神戸ロープウェイからの眺めも綺麗です。こうしてあげてみるとたくさんのスポットがあります。
先日の月光園便りでもお話しましたが、一人一人の心がけでごみの量を減らしたり、リサイクルにしたりすることで、町並み景観を大事に後々まで美しく残す事ができると思います。

当館でも、そんな眺望の良い場所をご堪能頂くために、六甲山夜景ツアーを組んでおります。20:00月光園を出発し六甲山頂ガーデンテラスまで参ります。天候により、催行を中止させて頂く場合もございます。8/31まで夜景ツアーは行いますので夏休み期間中のお越しのお客様は、是非ご予約お待ち申し上げております。

平成19年8月26日(日)有馬温泉月光園 植田

【有馬温泉月光園便り】月光園の緑

今日は朝から晴れたり曇ったりのお天気です。
天気予報では、夕方に雷雨があるようですので、お出かけの際は傘が必要ですね。

今日の月光園便りでは、自然豊かな月光園をご紹介したいと思います。
月光園の鴻朧館と游月山荘は、鼓が滝より流れる清流“滝川”を挟んで建っております。
滝川の手前に鴻朧館、向こうに游月山荘があります。
そして、この2つを結んでいるのが月光橋です。
この滝川ですが、夏前には蛍が飛びかい、ちょうど今の季節ですが“カジカガエル”の美しい鳴き声を聞く事が出来ます。
そして、夕方には“ひぐらし”の音が心を癒してくれます。

更に、この滝川ですが沢蟹も沢山顔を現し、夏休みのシーズンには、お子様の大喜びするところを良く拝見いたします。

と、月光園の周りには素晴らしい自然があることが少しは皆様に伝える事が出来たでしょうか。

実は、今日もお客様に「インターネットで見て期待して来たのですが、鴻朧館のロケーションは、本当に素晴らしいです。インターネットで期待して裏切られる事も多いのですが、鴻朧館は期待通り、もしくは期待以上のところでした。」という嬉しいお声を頂いたところです。

と、言葉ではこれくらいが限界ですので他の旅館さんにご宿泊のお客様も、是非一度月光園へお立ち寄り下さいませ。

平成19年7月26日(木)
有馬温泉月光園 幸坂