鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

有馬の水道水と水源、千苅ダム(千刈貯水池)


今日は有馬温泉は大雨です。少し外を歩くだけで足元がかなり濡れてしまうぐらいどしゃぶり・・・・・。せっかくの海の日ですが、残念ながら海水浴は無理そうですね。でもせっかくの休日、どこかに行きたい!!という方は是非、当 月光園鴻朧館・游月山荘の温泉&ご昼食のお日帰りへお越し下さい!どしゃ降りの雨を眺めつつの温泉と食事…なかなか良いものです!!

さて、そんな今日の月光園便りは水にちなんで有馬の水道水にまつわるお話です。

月光園の喫茶コーナーでお水を飲まれたお客様はよく、有馬の水はおいしい、と仰ってくださいます。
私どもがお出ししているのは普通の水道水なのですが、確かに一味違うという感じがします。

水はただ冷やしただけでもおいしさが違うものですが、有馬の水は神戸の他の地域とも違う味です。
私自身、地元が同じ神戸の垂水という所なのですが、地元の水道水にはほんのかすかに苦味が感じられます。

それというもの、神戸や阪神間の水道水は淀川の水を利用しているのですが、有馬地域の水道水は道場町の千苅ダムの水を浄化したものなんですね。
水源が違えば水の味も当然違ってきます。
阪神地区の大半は淀川の水道水を利用していますが、特にその地域から有馬にお越し頂いたお客様はおいしく感じられるかも知れません。

ちなみに有馬の水源である千苅貯水池の水は、先日この月光園便りでご紹介した武庫川とつながっています。
水道水を提供する千苅浄水場は武庫川と有馬川が合流する地点の近くにあります。

もちろん有馬の良い水は月光園のお料理にも活かされています。
有馬温泉まで良い水と良い湯の旅、というのも良いかも知れませんね。

平成18年7月17日(月) 有馬温泉月光園 奥平

いけばなについて


月光園の女性従業員のうち数名は、お花の先生の下で客室のお花を定期的に活けています。
いけばなは古くから、仏教の伝来とともに仏前の供花にあるといわれています。
そして、室町時代から文献や資料の中で登場し、安土桃山時代には千利休が茶の湯とともに、茶花を確立しました。
桃山から江戸初期にかけては、池坊専栄が立花として、町人の間に広めていきます。
そして、明治になって西洋の草花が栽培されるようになってきた頃に、小原雲心が盛花という形式のいけばなの道を開きます。

このように華道には、いくつかの流派が存在しますが、私たちは小原流の教えをうけています。
小原流の趣の面白さは、盛花という今までのいけばなの線の動きを主としたスタイルから面的な広がりを強調したスタイルへと、いわば一元的な美しさから二元的な美しさへと移行したところに、特徴があります。
写真のお花は游月山荘の廊下に、先生が活けたものです。私もいつかこのくらい美しく魅せることができるほど、上達したいものです。

月光園へお越し頂いた際には、是非お部屋や廊下のお花もご覧下さいませ。今までと違った空間を、お楽しみ頂けることかと思います。

有馬温泉月光園 福山

滝川と有馬川、武庫川

月光園の敷地内を流れる川は滝川といいまして、游月山荘はご利用の際は月光橋を渡ってお部屋まで行くことができます。
この月光橋からの眺めが月光園の売りの1つで、春は桜、6月には蛍、秋には紅葉と四季折々の風情をお楽しみいただけます。
月光園にお越しいただいたお客様も、橋の上で写真を撮られる方がたくさんいらっしゃいます。

この滝川は月光園を離れた後に有馬町内を流れ、太閤通りで六甲山を源流とする六甲川と合流して有馬川となります。
2つの川が合流する地点には太閤豊臣秀吉の妻にちなんでねね橋という橋が掛かっており、ねねの像も建てられています。

有馬川はその後、太閤橋を越え、西宮市の方へと流れていきます。
以前この月光園便りでご案内したように、有馬町内では蛍を見ることもできます。
有馬川はその後北へと向かうのですが、道場町生野で大きく南東へと進路を変え、武庫川と合流します。
武庫川はその後、武田尾、宝塚を経て鳴尾浜で海へと注ぐこととなります。

こうして見ると有馬と阪神地区は繋がっているんですね。
山奥のイメージを持っていらっしゃる方の多い有馬温泉ですが、大阪まで1時間、神戸からは30分でお越し頂ける距離です。
ぜひ一度、有馬まで気軽にお越し下さい。

有馬温泉月光園 奥平

有馬 七夕ひょうたんまつりのご案内


本日は休館日初日です。
お客様のチェックアウトも終わり、館内は静かになりました。
今日、明日と営業はしておりませんが、夜7時までお電話の受付は行っております。
お問い合わせなどございましたらお気軽にお電話下さい。

さて本日ご案内するのは有馬七夕ひょうたんまつりです。
7月7日(金)〜17日(月)まで、各地より集められたひょうたんが展示されます。

第6回有馬七夕ひょうたんまつりのご案内
平成18年7月7日(金)〜17日(月・祝)
有馬の工房にて。

この有馬七夕ひょうたんまつり、豊臣秀吉の馬印にちなんで始まりました。
太閤秀吉は有馬と非常に縁の深い人で、有馬温泉の一番大きな通りは太閤通り、大きな橋は太閤橋(かつては太古橋という名前でした)と、有馬と一番関係の深い歴史上の人物の1人です。
この太閤秀吉にちなむひょうたんまつり、ひょうたんの展示会や品評会だけでなく、ひょうたん加工教室など各種イベントが盛りだくさんです。
ぜひ一度、有馬まで足をお運び下さい。
(写真は太閤通りです)

有馬温泉月光園 奥平

三宮より有馬温泉への行き方


神戸三宮から有馬温泉にお越しいただく場合、電車もしくはバスにてお越しいただくことができます。
ただ、バスは本数が少なく、時間もかかるため通常は電車でお越しいただくルートをご案内しております。
電車でのルートとしては、

三ノ宮駅>北神(ホクシン)急行>谷上(タニガミ)駅>神戸電鉄三田行き>有馬口>有馬温泉駅

となります。
所要約40分程、運賃は900円です(切符は1枚です)。
月光園にお越しの場合、有馬温泉駅からお電話頂きましたら駅までお迎えに伺います。
ぜひご利用下さい。

有馬温泉 月光園 奥平