【有馬温泉月光園便り】神戸北野異人館、北野外国人倶楽部
うろこの家を出てすぐ向かいに山手八番館がございます。その隣が北野外国人倶楽部です。
この館は神戸港開港当初にこの外国人居留地に建ち、外国人の社交場として賑わっておりました。暖炉や豪華な家具調度品からその名残を伺えます。
その家具調度品はブルボン王朝やビクトリア王朝の貴族が使っていたのが多いそうです。また明治、大正、昭和の3台にわたる文明開化の流れを写真で紹介している【神戸開花ストーリー】は非常に興味深いものです。
屋外には欧風庭園が広がり、ミニチャペルもございます。また横穴式井戸はとても珍しい物で見落とせません。
屋内は天井までのびる大型暖炉が圧巻です。表面に精巧に作られた浮彫が施された豪華版で、フランスのブルボン王朝(1589〜1830年)に貴族が使っていたものだそうです。そして屋外の一隅に馬車が置かれております。1890年ごろ、フランスのノルマンディ地方で荘園領主が乗っていたものらしいです。手動式ブレーキ、キャンドルの燈光機などに当時ののどかな雰囲気を感じます。
オールド・キッチンでは銅製の鍋などがにぶい光沢を放っております。薄暗く昔の厨房をリアルに再現しているように思います。
うろこの家まで訪れたのであれば、後は坂はございませんので、是非よりたいスポットです。
平成19年6月6日 有馬温泉月光園 門口
【有馬温泉月光園便り】北野異人館、ウィーン・オーストラリアの家
ラインの館を出てそのまま坂をずっと登って参ります。そうしますとウィーンオーストラリアの家に到着します。
この家までの坂道はけっこう急で、坂道の多い有馬在住の私でさえ、汗ダクになるような坂道です。やっとの思いでたどり着いたといった感じです。
このウィーンオーストラリアの家では、有名な作曲家でありますモーツァルトをテーマにした、オーストラリアの文化の紹介が主だそうです。館内は19世紀後半の貴族の家を再現しており、女帝マリア・テレシアの肖像やロココ調の衣装などを展示しております。また作曲に使われたピアノなどの複製や直筆の楽譜、手紙など、ザルツブルグのモーツァルトミュージアムからの寄贈品なども展示されているそうで、マニア必見だそうです。
またガーデンテラスではインペリアルホテル直送のオーストラリアワインも販売されておりました。飲みたかったのですが、私は非常にアルコールに弱い体質ですし、まだまだ予定がありましたのでやめておきました。
2F展示室には、日本にも数台しかないと言われるフォルテ・ピアノを展示されております。モーツアルトが作曲に使ったものと同じタイプだということです。ガーデンテラスに面したチョコレートショップでは、国内での販売はここだけというインペリアル・トルテを販売しております。これはウィーンにあるホテル・インペリアルのシェフが、約150年前のレシピを基に忠実に作り上げた幻の1品だそうです。
<DATA>
住所 神戸市中央区北野町2-20-4
TEL 078-242-6530
入館料 ¥1,000-
営業時間 (冬期) 9:00〜17:00
(夏期) 9:00〜18:00
定休日 年中無休
平成19年6月4日 有馬温泉月光園 門口
【有馬温泉月光園便り】神戸異人館〜うろこの家・うろこ美術館〜
ラインの館を出て、坂を登っていくとウィーン・オーストラリアの館がございます。その館の近くにうろこの館⇒という看板がございますが、右に行くような通路はございません。はて?と思いウィーンオーストラリアの館をそのまま通過するとまた坂道になっております。その坂を登ったところにうろこの家とうろこ美術館がございました。
このうろこの館は北野異人館で最初に公開された建物だそうです。国の指定文化財にもなっていて、外国人向けの高級借家だったそうです。建物の外壁に使っている天然石の模様が魚のうろこに似ているところから”うろこの家”という愛称が生まれ、親しまれております。 写真右側がうろこの家となっており、館内のインテリアも昔のままだそうで、アンティークな家具や置物の逸品のほか、欧州の王室が愛用したらしい豪華な陶磁器などを展示しております。 左側の建物はうろこ美術館で、こちらでは絵画の展示をしております。主にヨーロッパとロシアの近・現代絵画が多いようです。有名な画家の傑作が展示されております。 またこのうろこの家は異人館でもっとも高台に位置しておりますので、そこから見える港中心の神戸市外は絶景です。展望台としての人気も高いようです。 私が訪れたときは写真下のように、黄砂のせいかあまり綺麗に撮影できませんでしたが、神戸市の絶景を楽しむことができました。もうちょっとデジカメ撮影の技術を勉強しないとなぁと思った一瞬でありました。 |
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【有馬温泉月光園便り】神戸異人館〜ラインの館〜
北野工房のまち取材のあと、シティループバスで北野異人館へ行ってまいりました。土曜日ということもあり、おしゃれな町並みにはお客様がたくさんおられました。
北野異人館へは、有馬温泉からだと、電車で新神戸まで出たあと、歩いて行かれるのが一番便利だと思います。異人館のある場所は山の手となりますので、坂道が続いておりますが、町並みが非常におしゃれで、若者も非常に多いです。
シティーループバスの北野異人館停留所すぐの階段を登ったところに、ラインの館という館がございます。このラインの館は無料公開されております。大正4年に建築され、木造2階建ての下見板張オイルペンキ塗りで、開放されてたベランダ、ベイウィンドゥなどが特徴です。明治時代の異人館様式をそのまま受け継いだ建物です。
昭和53年に一般公開されたのですが、この際館の愛称を公募した結果、「ラインの館」と決まったそうです。
大震災で、煙突が落下し、内部の壁にひび割れを生じたそうですが、修復工事され、今ではその跡形もありません。現在は1Fは休憩室、展示室、売店となっており、2Fは北野異人館街の歴史や震災関係の資料展示などがされております。
無料公開ですので気軽に入館できますし、坂道の多い異人館街でのちょっとした休憩に最適です。
平成19年5月30日 有馬温泉月光園 門口
【有馬温泉月光園便り】神戸異人館のご紹介
神戸で有名な観光名所のひとつに、神戸北野異人館がございます。お勧めスポットですのでご紹介させていただきます。
有馬温泉から異人館へは、神戸電鉄有馬温泉駅⇒有馬口⇒谷上(新開地行き)⇒北神急行で新神戸駅というルートでまいります。新神戸駅からは近く、坂を登っていくとございます。 特に神戸市の北野町山本通にその住宅が多数残っていて、1977年に放送されたNHK連続テレビ小説『風見鶏』などで広く知られるようになったようです。そしてその一部が公開され、神戸の観光名所となりました。 昭和55年にこの北野町山本通は、種別『港町』として最初に重要伝統的建造物群保存地域に選定されました。平成7年早朝に発生した阪神淡路大震災で異人館も大きな被害を受け、異人館の約3割が損壊したそうですが、40棟余りがまだ現存しており、保存措置が講じられております。「異人館通り」と言えば山本通の別称です。 神戸市の異人館はこの北野山本通りがもっとも有名ですが、JR塩屋駅の山手、ジェームス山と呼ばれるエリアにもございます。こちらのエリアは昭和初期にイギリスの貿易商でしたアーネスト・ウィリアム・ジェームス氏により外国人居留・別荘として建てられたものが主となっており、現在でも多くの外国人の方が住まれております。こちらは観光地化されておりません。 過去の異人館取材はこちら>>【ベンの家】 平成19年5月29日 有馬温泉月光園 門口 |
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