鴻朧館
游月山荘

有馬温泉 月光園便り

有馬温泉 月光園よりお得な情報をお伝えします。

【有馬温泉月光園便り】願いの庭

月光園より角の坊さんを右に折れ、階段を上ったところが願い坂となります。その願い坂には有馬の工房がございます。その有馬の工房の横あたりに”願いの庭”がございます。行基僧と三羽ガラスの像がありますのですぐに分かるかと思われます。

 この三羽がらすは、有馬温泉の守り神として祀られております。有馬の歴史は非常に古く、神代まで遡ります。

 神代の昔に大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が有馬を訪れた際に、水浴びをしていたカラスが数日で傷を治したのを見て、その水たまりを調べると高濃度の温泉だったというのが有馬の歴史の最初だそうです。そしてこの温泉の在り処を教えてくれたカラスだけが有馬に住むことが許されたそうです。

 行基僧は有馬温泉の発展に貢献した人物の1人として祀られております。行基の活動により有馬温泉は広く余に知れ渡ったようです。 
 
 願い坂の周りには、温泉寺や極楽寺、念仏寺など寺社仏閣が立ち並んでいます。

 平成19年6月28日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】ゲンジボタル激滅の危機!?


 24日の仕事が終わってから、いつものようにヤフーでニュースをチェックしていたら、ゲンジボタルが激滅の危機にあるという記事を見つけました。(私はテレビよりネットでニュースをチェックすることが多いです。)

ヤフーの記事によると、ゲンジボタルの幼虫が本来餌にしているのはカワニナなんですが、それに良く似た外来種の巻貝『コモチカワツボ』が急激に生息域を拡大しているそうです。カワニナと間違えてホタルがこのコモチカワツボを食べてしまった場合、成虫まで育つ可能性はカワニナを餌にした場合の6分の1だそうです。また成虫になったとしても発光力は半分だということです。

 有馬温泉でもシーズンになると、有馬川にてこのゲンジボタルを見る事ができます。今年も沢山のホタルが飛び交い、幻想的な世界を楽しませてくれました。このホタル達は大丈夫なのかなと心配になってしまいました。いつまでも子供たちがホタルを楽しめる川であって欲しいと思います。

 ゲンジボタルの激滅に専門家も警告を出しているようですが、早く対策を打ち出してほしいものです。

平成19年6月26日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】太閤の湯殿館のご案内


 今日の月光園便りは最も太閤秀吉と関係が深い「太閤の湯殿館」のご紹介です。

 神戸市に壊滅的な被害をもたらした阪神・淡路大震災はまだ記憶に新しいと思います。有馬温泉も例外ではなく、様々な施設様や寺社が被害を被りました。その被害にあった極楽寺において、秀吉が造らせたといわれる「湯山御殿」(ゆのやまごてん)の一部と見られる遺構が発見され、様々な出土品も発見されました。
 
 これらの遺跡と出土品を保存・公開しながら、秀吉とゆかりの深い有馬温泉の歴史と文化をご紹介しておりますのが、太閤の湯殿館です。 

太閤の湯殿館へは、有馬温泉駅前から「ねね橋」に向って川沿いに歩き、太閤通りへ入ります。太閤通りを左折し、湯本坂の金の湯を右折し、左手の寺町へと進む階段を上り、そのまま進むと極楽寺がございます。その極楽寺の一部が太閤の湯殿館となります。

 館内には当時主流だった「蒸し風呂」と「岩風呂」の遺構をそのまま取り込んで展示しております他、秀吉の御殿での生活をしのばせる焼き物や復元された龍の飾り瓦などの出土品が展示されているだけでなく、秀吉と有馬温泉の深い関わりを示した資料なども展示されています。
 内装には、レプリカですが、安土桃山時代の「ふすま絵」「飾り欄間(らんま)」を取り入れ、太閤秀吉の”夢の跡”を再現しております。

 太閤秀吉が愛した有馬温泉にお越しの際は是非お寄りくださいませ。

平成19年6月24日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】 有馬温泉お勧めスポット 

【有馬温泉月光園便り】 有馬温泉お勧めスポット 〜瑞宝寺公園と太鼓滝〜

 本日は有馬温泉のお勧めスポット、瑞宝寺公園をご紹介いたします。

 瑞宝寺公園は、明治初期に廃寺になった黄檗宗(おうばくしゅう)瑞宝寺の跡地を、神戸市が1951年に公園として整備したものです。紅葉の名所として知られ、秋になると沢山の観光客で賑わいます。

 瑞宝寺の歴史はかなり古く、豊臣秀吉も度々有馬を訪れていたようです。秀吉が「いくら見ても飽きない」と言ったくらい、この瑞宝寺の紅葉を気に入ったという故事が残されております。またこの地の紅葉には「日暮らしの庭」という別称までございます。秀吉が囲碁を指したとされる石の基盤も公園内に残されております。

 旧瑞宝寺公園の山門は、京都の伏見桃山城から移築されたものだそうで、1976年に神戸市によって保存修復され、現状に至ります。
 
 また毎年11月2日・3日には「有馬大茶会」が公園内で開催されております。

 そして公園内の道を横を流れる川のほうに向いますと、太鼓滝がございます。こちらの滝はけっこう隠れスポットです。我々従業員でも知っている者は少ないようです。

 あまり大きくない滝ですが、あまり知られていないせいか、非常に静かで、滝の落ちる音が非常に心地よく、癒しの効果抜群のスポットです。
 また、太鼓滝の横には、先日ご紹介いたしました有馬癒しの森へと続く入り口がございます。

 有馬温泉にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

平成19年6月23日 有馬温泉月光園 門口

【有馬温泉月光園便り】有馬温泉癒しの森散策〜筆屋道〜

 有馬温泉癒しの森散策もいよいよ山を降りてまいります。

 魚屋道を六甲山のほうへ少し登りますと、六甲山最高峰へ上がる道と下の方へと下る道とに分岐します。六甲山最高峰へと上がる道はかなり険しく、軽装だったため断念いたしました。

 この下へと下る道は筆屋道と呼ばれ、瑞宝寺公園の方へと続いております。こちらもかなりの山道で、整備はされていて歩きやすいのですが、きつい下り坂となっております。

 こちらをずっと進んで行きますと途中に展望デッキがございます。こちらからの眺めはかなり良く、お勧めです。掲載しております写真は魚屋道から筆屋道への分岐点と筆屋道にございます展望デッキです。この日は天候は快晴だったのですが、わたしの撮影技術が悪いのか、景色の写真は曇ったような写真となってしまい、何度か挑戦したのですが、掲載できるような写真は撮影できませんでした。カメラについてももっと勉強をしないといけないなと思いました。

 有馬温泉癒しの森は、運動不足も解消された上に、森林浴で癒しの効果も期待できます。そしてなにより汗だくになりますので、登山を終えた後の温泉がたまらなく気持ちいいです。ここで出会ったハイカーの方も『温泉を楽しむ為に登山で汗をかいているんです。』とおっしゃっていました。

 有馬温泉にお越しの際はぜひ、有馬温泉癒しの森にも挑戦してみてください。

平成19年6月22日 有馬温泉月光園 門口